« 陰影 | トップページ | E-5 has come! »

2010年3月27日 (土)

Churches: 生駒ペンテコステ教会③

Itsumademo_2


先週の連休を利用して、妻と奈良に帰省した。
今回の帰省は特別なものだ。



25年前の中学生時代、初めて自分の意思でひとり教会を訪れた。
それが、生駒ペンテコステ教会だ。
前回帰省した折に懐かしく思って教会を訪れたのだが、教会があった場所はすでに更地となっていた。



その後偶然にもNTTの電話番号案内で牧師先生のお住まいが判明し、ご連絡を差し上げたのが去年の秋のことだ。
今回、ついに再会の運びとなった。
感無量としか言いようがない。





日曜日、妹の車で牧師先生の現在のご自宅であるマンションへ。
礼拝は現在、先生のこちらのご自宅にて開催されている。



インターフォンを押すと、すぐに喜島先生が扉を開けて下さった。
笑顔いっぱいで迎えて下さる。
熱いグリップだ。
あぁ、嬉しい。



お部屋にお邪魔すると、先生の奥様もいらっしゃる。お目にかかるとすぐに思い出した。


そしてその後ろには、当時大変お世話になった信徒のコウノさんのお姿があった。その頃と全く変わらない謙虚さと、静かで温かい笑顔で迎えて下さる。
「あなたと最後にお会いしてからしばらくして、脳梗塞になりました。」
とゆっくりとお話になる。
抱きしめたくなった。




5畳の畳部屋での礼拝が始まる。
説教壇は手作りだ。喜島先生の背後には銀色の十字架が光る。
ここが礼拝堂だ。
心のこもった賛美の数々。80歳を越えてもなお矍鑠(かくしゃく)とした喜島先生のユーモアと愛の溢れる説教。先生はずっと立ちっぱなしだ。
窓から降り注ぐ朝日がいっぱいに降り注ぐこの場所は、何一つ欠けることのない、立派な教会であった。




当時と変わることのない喜島先生のお祈りのお言葉に触れていると、初めて教会を訪れた頃の自分を自然と思い出し始める。
中学生時代、電話帳で見つけた教会にひとり初めて足を運んだ僕は、一体いかなる心境であったのだろうか。


当時、教会の玄関脇にあった看板には、有名な聖書箇所が記されてあった。


”疲れた者、重荷を負う者は、誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。” (新約聖書 マタイ: 11:28)



初めて教会にたどり着き、この言葉を目にした僕は、


「あぁ、これでもう大丈夫だ。」


と、心の一番深い部分が一瞬にしてほぐれ、温かさで満ちていったことを思い出した。
それは、久しぶりに感じた平安、しかも何か特別な平安ではなかったか。




あれから25年。
誰がこの日に、僕が妻と連れだち、マンションの一室に設けられることになる礼拝堂で、牧師先生や皆さんと再会することを想像し得たであろうか。
「神の計画」という言葉が頭をよぎった。



人生とは、なんというものだろう。
苦悩し、喜び、もがきながら生きてきたこの37年間の人生を、僕はそのまま受け入れようと思った。




机を囲んでおはぎを皆さんと食べた後、教会を辞した。
来る時には黄砂で濁っていた空は、明るく晴れ渡っていた。









« 陰影 | トップページ | E-5 has come! »

コメント

ご夫婦の笑顔を思い浮かべます。奈良にご一緒に行くことあったら、ぜひにつれていってください。お願いします。

投稿: 青山 | 2010年3月27日 (土) 13時44分

青山さんと旅行したら、本当に楽しそうだなぁ。

投稿: きさんじ | 2010年3月27日 (土) 23時12分

昨日は大変楽しいひとときの演出、感謝です。 教会で新しい名刺を作成中ですが、マタイ11:28がバーンと乗ってます。 パシャパシャと閾値を超えるため勉強に、仕事に、奉仕に、一眼レフに励みます。 

投稿: 沙羅(咲空・姪っ子の漢字)ちゃん | 2010年3月28日 (日) 05時11分

沙羅ちゃん、
こちらこそ、昨夜はありがとうございました!楽しかったですね。皆さんとの楽しいひとときを与えられ、活力がみなぎりました。

名刺、出来上がったら見せて下さいね。

そしてまた一緒に写真撮りましょう!誰かと一緒に写真を撮影した経験は昨日が初めてだったのですが、とても楽しかったです~


投稿: きさんじ | 2010年3月28日 (日) 22時48分

投稿: | 2010年10月 2日 (土) 18時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 陰影 | トップページ | E-5 has come! »